豆アジは南蛮漬けだけじゃない!炙り焼きに挑戦
豆アジといえば、真っ先に思い浮かぶのは南蛮漬け。
でも先日、スーパーのおつまみ売り場で見かけた「豆アジの炙り焼き」に心を奪われました。
「これ、作ってみたい…」そう思ったのが今回の始まりです。
幸運にも、実家近くの船着き場でちょうど豆アジが釣れる時期。
8月の晴れた日に釣り上げた豆アジを使い、別荘(空き家になっている実家)で炙り焼きに挑戦しました。
限られた調味料でも美味しく作れる
別荘暮らしのキッチンには、最低限の調味料しかありません。
今回使ったのはしょうゆと砂糖だけ。
そんなシンプルな味付けでも、工夫次第で立派な一品になります。
家族からは「お店で売ってるおつまみみたい。うまい!」と高評価。
しかも、小骨まで気にならず、子どもも喜んで食べてくれました。
豆アジ炙り焼きの簡易レシピ
材料(4~5人分)

- 豆アジ(小ぶりなアジ)50匹程度
- しょうゆ … 大さじ4
- 砂糖 … 大さじ2
下処理と捌き方

- 頭と内臓を取る
<包丁は使わず、はさみと素手でOK>
①ハサミで頭を落とします。
②腹側にはさみで切れ目を入れます。
③内臓を指で取り出します。
- 開いて背骨と中骨を取る
<少しコツがいりますが、素手でOK>
④親指の爪で、腹骨と背骨を切り離します。
⑤そのまま親指で開きます。(2枚開きの状態になります。上の写真の状態)
⑥もう片方の腹骨と背骨も親指の爪で切り離します。
⑦そのまま背骨と中骨とはがしていきます。
【ポイント】中骨を残すとアジの身が反ってしまい、味が染み込みにくくなります。
最初は面倒に感じますが、何匹か捌いているうちに、コツがつかめます。
- 水で軽く洗う
⑧最後に全部まとめて水で洗います。
調理方法

- 味付け
①タッパーに開いた豆アジを重ねて入れます。
②アジの上から砂糖としょうゆをかけます。
③1時間ぐらい置いておくと、自然と下まで味が染みていきます。(上の写真の状態) - 炙り焼き
④オーブントースターで5~10分焼きます。クッキングシートを使うと、くっつき難くて調理しやすいです。
⑤香ばしい焼き色がついたら完成。(下の写真) - 補足
フライパンや魚焼きグリルでも作れます。

調理のポイント
- 背骨と中骨を取る!
身が反りにくくなります。
食べやすく、味もしっかり染みます。 - 調味料は最小限!
しょうゆと砂糖だけでも十分です。
限られた環境でも作れます。
もちろん、アレンジして一味唐辛子など、追加してもOKです。
限られた環境で感じる、自給自足力アップ
普段の暮らしでは当たり前にある調味料や道具も、別荘暮らし(=空き家暮らし)では限られています。
そんな中で「あるもので工夫して作る」経験は、自然と自給自足力を高めてくれます。
今回の豆アジ炙り焼きも、限られた環境だからこそ、シンプルに作ることができました。
釣って捌いて焼く、その一連の流れを自分で経験するから、美味しさがワンランクアップします。
まとめ
豆アジは南蛮漬けだけでなく、炙り焼きも絶品です。
限られた調味料でも工夫すればお店レベルの味に。
中骨を取ると食べやすく、子どもにも好評。
限られた環境は、自給自足の発想力を高めるチャンス。
旬の豆アジが手に入ったら、ぜひ試してみてください。
お酒のおつまみにも、家族の食卓にもぴったりです。