働き方のモヤモヤ解消

仕事の流れを意識すると、仕事の質が高まる

働き方のモヤモヤ解消

若いころに、上司から、

「仕事の流れを意識すると、仕事の質が高まる」

ということを言われました。

そのことを、20年近く経って思い出したので、その意味を、今更ながら考えてみました。

 

パン職人さんの「仕事」

突然ですが、職人さんって、すごいと思いませんか?
例えば、パン職人。

小麦粉、バター・・色々な材料から、手間をかけて、
おいしいパンを次々と作り出す。
出来上がりをイメージして、生地をこねて形にして、焼いて仕上げる。

ときには、
パンの種類を変えたり、訪問販売を取り入れたり、
セット販売をしたり、飲み物の提供を始めたり、
柔軟な試行錯誤を続けながら、
お客さんが「おいしいねぇ」と喜ぶようなものを提供する。

でも、
その職人さんの価値は、「パンを作る」だけじゃなくて、
その前にも、後にも、たくさんの価値の流れがあると思うんです。

たとえば、
職人のインプットには、材料だけじゃなく、

・職人さんの食事(エネルギー)
・厨房(作業環境)
・調理器具や電気(道具)

など、たくさんの「価値の受け取り」が含まれています。

さらに言えば、小麦一つをとっても、
誰かが畑で育て、
誰かが収穫して、
誰かが製粉して、
誰かが運んできたもの。

つまり、職人にとっての「インプット」は、
たくさんの誰かの「アウトプット」の積み重ね
でもある。

そして、職人さんが作ったパンは、
家庭の食卓に並んだり、
レストランで提供されたりして、
また別の人の「インプット」になる。

その別の人は、
職人さんのパンをエネルギーにして、
全く違うアウトプットを作っていく。

こんなふうに、
仕事って、流れの中にあって、
つながっているんだな、と思っています。

 

組織で作る仕事の流れ

ところで、
このパン職人さんは、個人商店のようなイメージです。

でも、
組織でつくる仕事の流れは、
もっと大きな流れになるんですよね。

組織の大きな目標に向かって、
企画、開発、製造、営業、販売、総務、経理…
色々な流れが仕組みとして準備されていて、
その中で、たくさんの人が、前の流れを受け取って、次の人に流していく。

結果、
一人ではできないようなアウトプットをチームで創造できる。
というのが、組織の仕事だと思っています。

この組織の中の流れは、かなり大河です。

見た目には、ゆったり流れているようで、
中に入ってみると、想像以上に力強くて、
いち個人では、流れを止めたり変えたりすることは難しい大きな流れなんですよね。

でも、その大きな流れの中で、
自分の動きが意味を持って、誰かとつながっていくと、
いち個人では、生み出せないような価値を作り出すこともできます。

 

どんなスケールの仕事でも「価値」がある

個人商店のような、心地よい小川のせせらぎ
中小企業のような、身近な中級河川
大企業のような、力強い一級河川

いろいろなスケールの仕事の流れが世の中にはあると思うんです。

でも、どんな仕事でも、
誰かから何かを受け取って、
そこに何かの価値をつけて、
誰かに渡していく。

その「価値付け」が仕事だと思います。

だからこそ、
「自分は流れの中の、どこにいるのか?」
を意識するのが、とても大切だと思っています。

誰から受け取っているのか?
誰に渡しているのか?
上流の人は、どんな価値をつけてくれているのか?
下流の人は、どんな価値を期待しているのか?

それを想像すると、
「自分にはどんな価値付けが求められているのか?」
が見えてきます。

そしてその価値付けが、
自分がやりたいことと重なっていたら、
仕事の充実感はもっと大きくなる気がします。

 


この記事を最後までご覧いただきありがとうございます。
このブログは、組織に依存した仕事優先の生活から、自分と家族を優先した楽しい暮らしを中心にした生活にシフトしようとしている当事者が運営しています。

そんな私が配信しているメルマガ「定年まで耐えられん人のためのメルマガ」では、仕事のモヤモヤから一歩踏み出すキッカケ、暮らしを豊かにするヒントを配信中です。

興味を持っていただけたら、是非メルマガにご登録ください。
関連記事の下の登録フォームからメールアドレスだけでも登録できます♪


このメルマガは、タイトルのとおり、「定年まで耐えられん」という方におススメしています。

  • 登録後、1日1通、7日間の無料メルマガをお届けします。
  • その後も、不定期で、メルマガをお届けしています。
  • メルマガに返信できます。いただいた返信には、私トーフヤから個別にお返事差し上げてます。

登録無料、いつでも解除できます。是非、下のフォームからのご登録をお待ちしています。

◆無料メルマガ講座の詳細をご覧になりたい方は、下記リンクをご参照ください。

無料メルマガの案内ページへ


タイトルとURLをコピーしました