私は、今年度末(2025年3月)に公務員を退職する予定です。
そんな市役所の職場は、今、デジタル化が、大流行です。
そんな、市役所のデジタル化の現状を私なりに分析しました。(分析と言うより、思ったことですが^^;)
市役所のデジタル化
市役所の中で、今、流行りの言葉は、「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」です。
DXというのは、すごく簡単に言うと、単に、アナログな仕事のやり方をデジタルツールで便利にしましょう。というのではなくて、ついでに仕事のやり方も変えちゃいましょう。
という考え方です。
そのためには、色々なツールが導入されています。
そのツールは、非常に高価なだけに、利便性も高くて、上手く使えば、仕事がすごく早くなります。
代表的なのは、「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」というやつです。
市役所の中には、色々な専門的なシステム(住民票とか国民健康保険とか、制度ごとにシステムがあります)があり、そのシステムを横断する作業をする場合に、今までは手作業でコピペとかしていたのに、このRPAというやつで、一瞬で終わる。という代物です。
こういうツールを使いこなす職員は、すごく仕事が早くて、皆から非常に便利がられます。いろいろなツールが導入されて、仕事の効率化が進んでいます。
作業が自動化されると、仕事の進め方も変わっていきます。
膨大なデータを処理するためには、こんなツールがあるとないでは、大きな違いです。
他にも事務作業はたくさんある
とは、言いながら、市役所の仕事は、専門的なシステム(住民票とか国民健康保険など)を必要としない、事務作業もたくさんあります。
システムを必要としない事務作業は、山のようにあります。
例えば、宛名印刷をしたい、とか、ちょっとした名簿を作りたい、とか、予算要求関係の集約をしたい、などなど。
システムを導入する程ではないけど、面倒な事務作業です。
こんなときに活躍するのは、昔からあるエクセルです。
職員に配布されるパソコンには、必ずエクセルが入っていて、みんなが使っています。
「エクセル管理なんて古い」という言葉も聞きますが、それでも根強く使われるエクセルは、やっぱり便利だと思います。
ちょっとした作業の効率化には、エクセルほど手軽なものはない。と思います。
言っときますけど、私はエクセル信者ではありませんが、それでも、便利なものは使います。
事務仕事を工夫する入り口に、エクセルは、ちょうど良いツールです。
まとめ
約20年前、かなり年上の仕事関係の方から、私がパソコンを使うのが得意だということを知ったうえで、
「俺は、パソコンなんてものは嫌いだ。わけが分からん。あんたは、どう思う。」
というようなことを言われました。私の答えは、
「パソコンなんて、ただの電卓ですよ。でもすごく便利な電卓です。上手く使わないと、仕事は早く終わりませんよ」
パソコンは、もともと「電子計算機」と言われていました。
時代が変わって、いろいろと新しいものが登場しますが、やっぱりツール=道具です。
RPAだろうと、エクセルだろうと、工夫して上手く使って、便利に仕事を進めればいいんじゃないかと思っています。