約25年務めた公務員を、あと約120日で退職します。
定年退職ではなく、50歳前での退職です。
少しづつ実感が出てきたような気がします。
次の4月からは、ここにいないんだなーという感覚
次の4月からは、この職場にはいないんだなー、と感じることが多くなりました。
特に、最近は、来年度の予算編成の時期です。
「来年度からの○○業務の進め方は、どうする」
「今年度は難しいけど、来年度は、こういうやり方なら、できそうだ」
「来年度の○○のために、今年度中にここまでしておこう」
というような話題が多くなり、より一層、「来年度は、ここにいないんだなー」と感じる場面が増えてきました。
さみしい、不安、と感じるわけではないのですが、まだ職場の多くの人には、退職することを言っていないので、申し訳ないな、と感じるような気持ちです。
来年度も、この職場にいることを前提として、来年度の話をしているのです。
でも、実際には、この職場にいないことを決めてしまっている。
という状況が、なんとなく申し訳ないという気持ちにさせるんだと思います。
区切りのいいところまで仕上げてしまいたい、という感覚
いま、自分が抱えている、いくつかの仕事があったりします。
この仕事をある程度の目途が付くところまで仕上げてしまいたいという気持ちがあります。
目途をつけておけば、あとの人が困らないと考えているつもりです。
仮に退職しないとしても、人事異動で、この職場からいなくなる可能性は十分にあるのですが、人事異動というのは、割と直前まで分からないし、自分では操作できないものなので、自分の意志ではないという感覚があるのかもしれません。
途中退職するということは、組織に決められた人事異動や定年退職ではなく、自分の都合で退職を決めているので、できるだけ、残る職場の人に迷惑をかけたくない心理が働くような気がします。
大真面目で退職するんです。
客観的に考えれば、退職するからと言って、申し訳ないとか、迷惑をかけたくない、という考え持つ必要はないのですが、ついつい、そう思ってしまいます。
定年でもなく、結婚などの人生イベントでもなく、病気などでもなく、転職でもなく退職します。
他の仕事の仕方をしてみたい、自分のやりたい仕事の仕方をしたい、理由です。
傍目から見れば、「何考えてるの?」となりそうな理由だということもあるって、申し訳ないとか迷惑かけたくない、という感覚があるのかもしれません。
でも、私本人は、大真面目に退職します。
今の仕事が、耐えられないほどイヤ、というレベルではないのですが、せっかく生きているなら、今の仕事をずっと続けるよりも、他の仕事をするという経験をしてみたい。
という感覚です。
退職することの決意を確かめるような記事でした。