蛇口をひねれば、飲める水が出てくる。
日本では、当たり前のことですが、海外では、当たり前ではないようです。
「海外旅行で、生水はのむな」という言葉は、聞いたことがある方が多いと思います。
日本は、そのまま飲める水が、すぐそこにある、という恵まれた環境なのですが、「水道水をそのまま飲むのは危ない」とかいう意見も聞きます。
うちの子が通う小学校では、当たり前のように「毎日水筒を持ってきてください」と言われます。
私が子供の頃は、のどが渇けば、蛇口から水道水をジャージャー出して、がぶ飲みしていた記憶があるのに、と思い、違和感を感じました。
また、「水道水はお風呂や洗濯だけ、飲む水は、ペットボトルのミネラルウォーター」という話も聞いたことがあります。
ちょっとだけ、水道水のことを考えてみました。
水道水って高い?
水道料金が高い!という話を割とよく聞く気がします。
そこで、水道料金の仕組みを少し考えてみます。
水道代の仕組み
ポイントは、
◆水道料金は、2カ月分まとめて支払い
◆上水道と下水道をセットで支払い
多くの場合は、このような支払い方になっています。
水道料金の明細が郵便受けに入っていて、それを見て、「高っけーなー」と嘆く前に、2で割って、冷静にひと月分を考えてみましょう
庭に撒いた水にも下水道代はかかる?
上水道代といのは、蛇口から水が出てくる水の値段のこと。下水道代というのは、使った水を排水に流すための値段のこと。
じゃあ、庭に撒いた水には、下水道代はかからないだろう、と思ってしまいますが、下水道代は、それでもかかります。
水道メーターという使った水の量を量るものが、上水道にしかついていないので、下水道代は、そのメーターの数字を使うからです。
水道局に、ごねても、たぶんダメです。
水道料金は、いくらなの?
国の統計によると、4人家族で、上下水道あわせて、2カ月で
約50立方メートル、約13,000円のようです。
細かい計算を無視すれば、
- 1立方メートルあたり260円です。
- 1,000リットルで260円です。
- 1リットルで0.26円です。
- 4リットルで1円です。
すごく安い、と感じますが、2か月分まとめて請求されると、1万3千円にもなるので、高く感じるんですね。
水道水とペットボトルを価格比較
500mlペットボトルで比較
- 水道水は、約0.13円
- スーパーで買うと、安ければ、50円ぐらい
(水道水の約400倍) - 自販機で買うと、150円ぐらい
(水道水の約1,200倍)
2リットルペットボトルで比較
- 水道水は、約0.5円
- スーパーで買うと、100円ぐらい
(水道水の約200倍)
水道水とペットボトルのコスパ比較は、どう見ても水道水に軍配が上がります。
水道水って、ありがたいものですね。
味や安全性での比較は・・
味の感じ方は人それぞれ。
温度によっても味の感じ方は違う。
安全性についても、諸説あるようです。
それぞれの考え方があるので、それぞれが満足する方を選ぶのが、よいのだろうと思います。
なので、比較しません。
ちなみに、私は、水道水を愛飲しています。
生活コストを下げたいと思っている私としては、水道水がコスパ抜群だから、という理由です。
まとめ
日本の水道水のありがたさ、水道水の安さ、というのを、改めて感じました。
でも、我が家の上下水道代は、ほぼ国の統計どおりのレベルです。
ということは、節約の余地がかなりあるはず。
節約のやりがいがあります♪