就職して間もなく、職場に営業に来られる保険の外交員さんに勧められるまま、死亡保険・医療保険・貯蓄性ありのセットプランに加入しました。
色々説明を聞いて、納得したつもりで加入しましたが、月に1万数千円の支払いが、どうにも腑に落ちない感覚が続きました。
その後、3~4年ぐらいの間、そのまま加入していたのですが、一度、時間をとってじっくり考えました。
その時の考えを思い返しました。
生命保険に何を求めるか
就職してすぐに契約した色々セットになった生命保険について、じっくり考えました。
そのときに、整理した考えは、
- 保険に求めているのは、万一の場合の最低限の保証
- 保険に貯蓄性をもとめていない。
- 医療保険は、そもそも社会保険でまかなえている部分が大きい。
- シンプルな保険の方が分かりやすい。
という価値観でした。
保険の解約
ということで、3~4年の間加入していた生命保険を解約することにしました。
「貯蓄性があるのにもったいない」「保険料が高いなら補償額を下げれば大丈夫」等々、外交員さんからは色々と説明を受けましたが、自分の価値観には、どうしても合わなかったので、解約しました。
新たな保険に加入
その後、必要最小限の内容を考え、掛け捨ての生命保険のみ加入しました。
その数年後に、ガン等の先進医療による治療(社会保険の対象にならない医療)にのみ対応する医療保険を別で契約しました。
必要だと思う内容だけを必要の都度、選択して加入するというのが、自分にあっているな、と思っています。
少し気を付けること
私は、自分で把握できない複雑な保険より、把握しやすいシンプルな保険が自分の価値観にあっていると思い、必要と思った内容のみに加入しているのですが、カバーできていない部分があるのは、認識しておかないといけないと思っています。
◆例えば、怪我や病気で入院することになった場合
社会保険の「高額療養費制度」があり、通常の治療(保険適用の医療)であれば、医療費が高額になっても、一か月の上限額が決まっているので、それ以上の負担をする必要がないことになっています。
ですが、入院するとなれば、社会保険対象外の費用が発生します。
代表的なのは、「差額ベット代」。1日あたり数千円から数万円必要になる場合があります。これには、社会保険がきかないので、全部が自己負担です。
差額ベット代というのは、「個室」とか、「大部屋でも設備が整っている部屋」に入院するときに、最低限の入院環境よりも快適に入院するために負担のことで、快適に過ごすための差額だから自己負担ですよ、というものです。
なので、入院をすることになったら、「自分は差額ベットを希望しない」ということをきちんと伝えておかないと、退院のときに、びっくりすることがあるようです。
他にも色々とあるかもしれませんが、心配しすぎると、すっごく高額な保険を契約することになるので、ある程度、割り切りが必要かな、と思います。
まとめ
なんとなく奨められるままに、お金を払うことになると、本当は必要ないことに払っているかもしれません。納得できないな、と感じたら、それは、自分の価値観にあっていないお金の支払いなのかもしれません。モヤモヤしているよりも、何に違和感があるのか、考えてみると、見直すポイントが見えるかもしれませんね。