家計の管理してますか?
家計を管理している方なら、漠然と気になっているのは、子供の教育費ではないでしょうか。特にライフプランを考えている方にとっては、悩みどころだと思います。
子どもの教育費は、1 人あたり 1,000 万〜 2,000 万円以上かかると言われています。そして、教育費を出すのは親の責任とも言われます。
でも、公立なのか私立なのか、大学は実家から通うのか、色々と考えると、正直予測しにくいものでもあります。
この記事では、私が考える家計における教育費の捉え方と、教育費の目安を算出するエクセルシートをご紹介します。
教育費の負担をどう考える?
子供の進路選択
自分が子供だった時の進路選択を思い返してみてください。
本当に、自分で進路選択していましたか?
- 担任の先生が、勧めてくれたから
- 親が、いい学校だと言っていたから
- 同じクラスの友達が行くと言ってたから
自分の性質、得意なこと、才能などから自己分析をして、進路を決めた。というより、「勧められた」という理由で進路を決めていった方は、かなり多いと思います。
私もそうでした。
これは、子供に主体性がない。ということではなくて、「決めなくちゃいけない時期に差し掛かってしまったから、よくわからないけど、周囲の勧めに応じて、とりあえず決めた。」という状況だと思います。
こんな曖昧な進路選択なので、誰の影響を受けて、どんな選択をするのか、予測ができません。なので、教育費がいくらになるのかなんて、予測不能としか言いようがありません。
でも、親としては、よく分からないながらに子供が決める選択を尊重するしかないんだと思います。
親の意見
私は、親は、意見を出さない方が良いと思ってます。
子供の進路選択は、情報が少ない中で、周りの影響を受けて決めていくものだと思います。その中でも、親の意見というのは、良くも悪くも大きな影響を与えると思います。
そして、後々になって、子どもが「進路選択間違えたかな」と思ってしまったときに、「親があんなこと言わなければ、違う選択してたのに」という思考回路になることだけは、避けたほうがよいかな、と思います。
「進路選択ちょっと間違えたかな、でも、自分で決めたんだから、しょうがないな」と飲み込むことができるようになって欲しいと思います。
そう思うことができれば、自分なりの進路「転換」ができるんじゃないかと思うんです。
「最初の進路選択を間違えないように」と考えるよりも、「後々の進路転換をできるように」という土台を作っていくことが、子どもが自由に人生を生きていくためには、役に立つのではないかと思っています。
教育費の家計負担
親としては、教育費の家計負担が大きいからこそ、大きな悩みです。
でも、私の考えは、「どんな進路でも選択できるように、何を差し置いてでも教育費を出してやる」という無理をする必要はないと思っています。
「出せる範囲で、無理なく出す」ものだと思います。
子供の教育費を出すがために、親が人生の大部分を犠牲にして無理して働く。という生き方は、あまり子供に見せない方が良いと思っています。子供自身が親になった時に、同じように苦しい思いをして教育費を捻出するという価値観は、連鎖してほしくないと思うからです。
また、上の方にも書きましたが、
子供の頃の進路選択は、曖昧な自己分析で決めてしまう。
後々、進路転換することも十分にあり得る。
そう考えれば、教育費ねん出のために、無理する必要性は低い。
こう考えれば、親自身の自己犠牲まで払うことなく、家計から出せる範囲で教育費を出すのが、親にとっても、子にとっても、無理がない教育費負担の考え方ではないかな、と思っています。
教育費算出シート
「教育費は、出せる範囲で出せばいい」と言いながらも、でも気になるので、教育費算出シートを作りました。
教育費に対する考え方の整理と同時に、客観的な数字を把握するのも大事なことだと思いますので、是非ご活用ください。
シートのダウンロード
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シートの使い方

エクセルの青色のセルに必要情報を入力してください。
シートの右下に、計算結果が表示されます。
項目 | 入力方法 |
---|---|
公立/私立 | 学校ごとに「公立」か「私立」を選ぶ |
学科系統 | 大学の学科系統を選ぶ (文系、理系、医歯系) |
通学方法 | 大学の通学方法を選ぶ (自宅、学寮、アパート等) |
計算対象年数 | 今後通う年数を入力する。 (例)現在小学校3年生⇒幼稚園0、小学校3、中学校3・・・ |
奨学金の対平均比 | 全国平均と比較して、どの程度の奨学金を借りる想定なのか入力する。 (例)平均の半分程度は借りる想定⇒0.5 (例)平均程度借りる想定⇒1.0 |
アルバイトの対平均比 | 全国平均と比較して、どの程度のアルバイト収入を想定するか入力する。 (例)平均の2倍ぐらい稼いでもらう⇒2.0 |
シートご利用上の注意事項
ダウンロードしたシートに利用上の注意事項を記載していますので、必ずご確認ください。
主な注意事項
◆個人利用に限り無料。営利目的での再配布・改変はご遠慮ください。
◆著作権は、本ブログの運営者(トーフヤ)に帰属します。
◆ご意見・改善要望は大歓迎です。余力の範囲での対応となります。
まとめ
教育費のことを考えると、いくらかかるのか読めなくて、必要以上に構えてしまうことになりがちだと思っています。だからこそ、目安を知っておくのは、ライフプランを考えるときに大事なことだと思います。
でも、本当に大切なのは、「子供自身が与えられた条件の中で、自分自身で進路を選ぶこと」だと思います。親としては、口を出さずに、背伸びせずにできる範囲の支援をする。そう考えれば、将来の教育費負担を必要以上に重いものと考えなくてもよいのではないかな、と思っています。
この「教育費算出シート」が、何かのお役に立てばうれしいです。