DIY

自作太陽熱温水器を改良しました。

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毎年、空き家となっている実家で、しばらく夏休みを過ごします。

この実家の給湯器が故障しているので、いつもお風呂は水だけですが、夏とはいえ、冷たいので、どうにかして温水を確保すべく、自作の太陽熱温水器づくりに挑戦しました。

前回の結果は、「ほんのり温かい」程度でした。
また、自作温水器を日光が当たる場所に置くために、ずっと気にしていなくてはいけません。外出してしまったら、いつの間にか日陰に入ってしまうので、温水が作れなくなります。

今回、実家の家の形にあわせて改良してみました。

改良した太陽熱温水の仕組み

改良した太陽熱温水の仕組みは、

  • お風呂の浴槽に水をためる。
  • ホースで、浴槽⇒自作温水器⇒浴槽というルートを作る。
  • 風呂ポンプ(洗濯機に浴槽のお湯を送るポンプ)で浴槽と自作温水器の間を循環させる。
  • 循環している間に、浴槽の水の温度が少しずつ上がっていく。

という仕組みです。これは、前回と同じです。

改良したのは、自作温水器の部分です。
前回は、発泡スチロールの中にホールをグルグルと入れましたが、今回は、ホースを屋根の上にあげることにしました。

晴れの日の瓦屋根は、触ると「あちっ!」となるような、熱さなので、この瓦屋根を利用することにしました。

「温水器」とは呼べないかもしれませんが、屋根の上に出やすい構造の実家の作りを利用することにしました。

結果は?

数時間、ポンプを稼働させて、夕方お風呂に入ってみました。

成功です!

熱いお湯と言うほどではありませんが、浴びても寒くない、しっかり温かさを感じる「ぬる湯」です。
夏ならば、これで十分です。

今回は、買ってきたホースは、30m。なので、屋根の上に設置できたのは、せいぜい20m程度。ホースの色は、熱吸収が良い黒が良いのですが、高かったので、青にしました。

今回の実験で、ホースを使った太陽熱温水の仕組みは、使えそうだという実感が得られたので、次は、「温水器」と呼べるものを作ってみたいと思います。

何にせよ、夏に実家でお風呂に入るのに十分なお湯が確保できました(^▽^)/

いくらかかったの?

とりあえず、成功でしたが、いったいいくらかかったのか、という疑問があると思います。

風呂ポンプ、ホース等

風呂ポンプ:約1,800円
ホース30m:約4,100円
ホースジョイント:約200円
隙間テープ:約100円

合計:6,200円

電気代

もう一つ必要なのは、ポンプの電気代。
風呂ポンプを何時間も動かすなんて、かなり電気代がかかってるんじゃないか、という疑問があるかもしれません。

風呂ポンプの消費電力は、15W程度です。
10時間動かしたとして、6円程度です。

※興味のある方のために、電気代の計算
風呂ポンプの消費電力:15W程度
10時間動かして:150Wh
電気料金:1kWh(1000Wh)で、40円程度
    ⇒100Whで、4円程度
    ⇒150Whで、6円程度

給湯器を使って、ガスや電気でお湯を沸かすのとは、比較にならないぐらい安いです(^▽^)/

まとめ

給湯器を修理すれば、10万円かかりますが、いつでも好きなだけお湯が使えて便利です。
今回の方法では、数千円でどうにかお風呂に入るだけのお湯が準備できました。夏に1週間程度過ごすだけなら、十分だと感じました。

お金を払えば便利に過ごせる。手間もかからない。
工夫すれば、不便だけど、どうにか暮らすことはできる。でも支出は少なくて済む。
工夫次第で、お金への依存を少なくして、安く暮らすことはできるかもしれない。そんな経験になりました。


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