海の中に入ると、よく見かけるのは、色々な海藻です。
考えてみれば当然ですね。陸に雑草があるように海の中には、海藻がたくましく生きています。
その中には、ワカメやヒジキのようにメジャーな食べられる海藻もあります。
でも、漁業権が設定されてものを無断で採って食べていると、注意されたり、悪質なら罰せられたりするようです。
先日、海で遊んだ時に色々な海藻の写真を撮ってきました。この写真を頼りに、漁業権に注意しながら、身近な海で食べることができる海藻を探してみました。
◆先日、海で遊んだ時のブログ記事↓
漁業権はどうやって調べるの?
いったい、どこに漁業権が設定されているのか? いったい、何を取ってはダメなのか?
何気なく海で遊んでいる素人には、全く分かりません。
でも、調べる術は、一応あります。分かり難いですが^^;
海しる(海洋状況表示システム)
漁業権が設定されているエリアを調べることができます。
漁業権以外にも海に関する様々な情報が網羅されているので、パッと見ただけでは、どこをクリックしていいのか分かりません。気象、防災、海事とかいうカテゴリもあるので、難しいですが、
水産 ⇒ 漁業権 ⇒ 共同漁業権
と言う流れで、開いていけば、おそらく大丈夫だと思います。
でもサイトは、かなり重いです^^;
◆海しる
https://www.msil.go.jp/msil/htm/topwindow.html
水産庁のホームページ
水産庁のホームページでは、どのような魚・貝・海藻に漁業権が設定されているのか、都道府県ごとにPDFが整理されています。
このページを見ても、いったいどこを見ていいのか、分かり難いと思います。
表に整理されている部分の漁業権情報(海面)という欄の「共同」というPDFを探すと見つかるはずです。
ちなみに、「海面」というのが海のことが、「内水面」というのが河川の漁業権のことが整理されています。
PDFの見方も難しいです。ある程度土地勘がないと難しいかもしれません。あらかじめ、「海しる」でエリアを確認してから調べたほうがいいかもしれません。
◆水産庁ホームページ(漁業権について) https://www.jfa.maff.go.jp/j/enoki/gyogyouken_jouhou3.html
漁業協同組合で調べる
漁協のホームページで調べることができる場合もあるようです。
また電話して聞いてみてもいいかもしれません。
採ってはダメな海藻
海は誰のものでもないような気がしますが、色々な権利が設定されていて、ちょっと厄介な印象を受けますね。それでも、罰せられてはたまりませんので、採ってはダメな海藻の主なものを知っておきましょう。
- ワカメ
- モズク
- ノリ
- テングサ
- ヒジキ
いくつかの地域を調べてみましたが、上記の海藻は、割と漁業権が設定されている場合が多い印象です。これらには、手を出せないので、明らかにこれらとは違うものを調べることにしました。
採っても良い場合がある海藻(ホンダワラ類)
そこで、先日、実際に海で撮った写真の中で、一番たくさん見かけた海藻を調べました。
↓これです。
両方ともホンダワラ類という種類の海藻のようです。
ホンダワラ類の特徴
ホンダワラ類の特徴は、
- 褐色である
- 根、茎や枝、葉のほかに、気泡がある。
この「気泡」が特徴のようです。
気泡は、海藻の種類によって、丸っこいもの、楕円形、円柱型などがあります。
この気泡のおかげで、海藻が海の中で直立するので、光合成がしやすくなるようです。
ホンダワラ類の主な海藻
◆ホンダワラ類に分類される海藻の主なものは、
- ヒジキ
- アカモク
- ホンダワラ
- シダモク
- タマハハキモク
ホンダワラ類の中で食用にできるのは?
この中で、食用にできるのは、ヒジキ、アカモク、ホンダワラです。
ヒジキは、採ってはダメな場合が多いので、残るは、アカモクとホンダワラです。
このアカモクとホンダワラは、漁業権が設定されている地域とそうでない地域が分かれているようです。調べて、大丈夫そうなら、食べてみたいと思います。
シダモクとタマハハキモクは、硬くて食べれないらしいです。
ちなみに、アカモクは、スーパーフードと呼ばれて、注目されているようです。切るとネバネバしているみたいです。
ホンダワラは、クセがないあっさりした味のようです。
見分けは、つくのか?
ちなみに、写真の海藻が、なんなのかは、まだ見分けがつきません^^;
気泡があるので、ホンダワラ類だということは分かるのですが、それ以上は、かなり難しいということが分かりました。気泡の形状や葉っぱの形で分類できるようです。
今後、もう少し、調べてみようと思います。
まとめ
海藻の種類は、かなり多く、中には食用にできるものもたくさんあるようです。
身近な海の中に、自分で採って食べることができる海藻はありそうだということも分かりました。
食べることができる海藻を見分けることができれば、ちょっと自給自足っぽくなる気がします。
食用になるかどうか、調べるだけでもかなり学びになりました。
もう少し調べて、見分けがつくようになりたいものです。