はじめに|子供の教育費は、ライフプランの重要要素
こんにちは、トーフヤです。
この記事では、子どもの教育費を色々なパターンで試算できるエクセルツール「教育費試算シート」をご紹介します。
一般的に教育費は、子ども一人当たり1,000万円~2,000万円必要だと言われるので、僕自身のライフプランを考えるときにも、大きな悩みでした。
しかも、進路次第で、金額が大きく変わるので、色々なパターンを考えだして、「いったい、いくら見込んでおけばよいのか?」と色々と迷ってしまいました。
この記事で紹介する「教育費試算シート」は、僕自身がライフプランを考えるときに使った試算方法を、誰でも使える形に整えたエクセルシートです。

僕がライフプランを作ったのは、早期退職を考え出したとき。そして、ライフプランを作る中で、特に見込みが難しいと感じたのは、子どもの教育費でした。
一般的な「子供一人当たりいくら」という金額でライフプランを作ると、「この金額で本当に大丈夫か?」と心配になってしまうので、統計資料を参考に納得できる試算ができるように考えました。
『教育費試算シート』使い方|幼稚園から大学まで、進学先の条件を設定するだけ
ダウンロードファイルには、使い方を説明したPDFもありますので、詳細は、PDFをご覧ください。
この記事では、要点だけを説明しています。

- 左側の青色部分に教育費の試算条件を入力します。ほとんどの項目は、リストから選択できるようになっているので、入力に迷うことはありません。子ども5人分まで入力できます。
- 右側に試算結果が表示されます。幼稚園から大学までの教育費総額のほか、現在の学年を考慮した今後の教育費も試算できます。

- 年毎の教育費の必要額が棒グラフで表示されます。教育費のピークがいつ頃になりそうなのか、という目安が分かります。
- 教育費の累計額が折れ線グラフで表示されます。いつ頃までにいくら準備しておけばよいのか、という目安になります。

シートをコピーして使えば、色々なパターンで試算して比較できます。年齢によっては、子供自身の考えも聞きながら条件を設定すれば、より現実的なプランになると思います。
シートの無料ダウンロード|子ども5人分まで同時に試算できる

エクセルシートと使い方説明資料(PDF)がセットになっています。ダウンロード後、すぐにお使いいただけます。
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試算事例|子供2人、大学までの教育費をシミュレーション
試算事例を一つご紹介します。(内容は、架空のものです)
試算条件|進路を決めるだけで試算できます
- 子供は、2人。(小学4年生と小学1年生)
- 幼稚園から高校まで公立に通学する。
- 大学は、私立の理工系。
- 大学生活は、アパートで独り暮らし。アルバイトも標準程度にする。
- 奨学金は、借りない。
実際の入力画面は、以下のようになります。

試算結果|数字とグラフで表示します

- 左側が教育費総額です。
- 子供一人に、総額1,460万円必要になります。2人あわせて、2,919万円になります。(端数の関係で合計が合わないことがあります)
- 学校別の内訳も表示されます。大学進学に必要な金額は、863万円です。これは、本人が4年間で150万円(月3.1万円)のアルバイトをする前提です。
- 学内教育費・学外費用・本人収入の内容は、この箇条書きの下に参考に掲載しています。
- 右側が今後必要になる教育費です。
- 既に小学校に通っているので、先ほどの教育費総額2,919万円よりも、少なくなって、2,717万円が、今後の教育費です。目安として、5年刻みの集計を表示しています。
<内容別内訳>
◆学内教育費
- 高校まで ⇒入学金、入学検定、授業料、施設整備費、修学旅行、児童会生徒会、PTA、後援会、寄付金、教科書、学用品、通学費、制服、通学用品、給食費など
- 大学以降 ⇒受験費用(受験料、交通宿泊)、入学しなかった学校への納付金、入学金、授業料、施設整備費、実験実習費、後援会費、教科書・参考図書費、文具類、サークル活動、合宿費、通学定期券、ガソリン代など
◆学外費用
- 高校まで ⇒家庭内学習用の図書、学習塾、体験活動、文化芸術スポーツ、留学・ホームステイ、その他教養(習字そろばんなど)、各種検定料など
- 大学以降 ⇒食費(自宅通学:外食費、自宅外通学:自炊材料、外食費)、住居光熱費(自宅外通学)、理容美容費、薬代、診察代、趣味、酒、タバコ、間食、通信、衣料、帰省、社会保険料
◆本人収入⇒奨学金、アルバイト

- 棒グラフは、年毎に必要になる教育費です。
- 高校までの教育費は、年100万円程度までの負担です。
- 大学に通い始めると、ピーク時には、年450万円程度必要になることがわかります。2人が同時に大学に通う時期には、負担が大きくなります。
- 折れ線グラフは、累計の教育費です。
- 大学に通い始めると、累計額がどんどん増えていきます。大学に通い始めるまでに教育費の準備が必要になるのが分かります。

ご家庭の状況にあわせて、色々と試算してみてください。
ちなみに、上の事例で、「大学は国立・自宅から通学・奨学金を借りる」という条件に変更するだけで、2人あわせて教育費総額1,521万円(1人761万円)、ピーク時でも年160万円程度になります。
条件次第で、教育費は大きく変わることが分かりますね。
まとめ|進路次第で大きく違う教育費。いくら貯めるか、目安が分かれば安心
人生の中で、大きなお金が必要になるものと言えば、住居費、車関係、医療や保険、老後資金など色々ありますが、教育費もこれらに並ぶか、それ以上の大きな支出です。
しかも、子どもが選ぶ進路によって、金額は大きく違います。
とは言いながら、親が自分自身のライフプランを考えるときには、一定の金額を想定する必要があるので、悩ましく感じます。
この記事でご紹介した「教育費試算シート」で、色々な想定をしながらシミュレーションして、教育費の目安を考えていただければ、うれしく思います。
また、試算した結果と家計の状況を見比べれば、子ども自身が進路を考えるときに、ある程度具体的な条件を示すこともできると思います。
例えば、こんな感じで。
- 私立の大学に行くなら、自宅通学で考えてくれたら助かるよ。
- 大学で一人暮らししたいなら、アルバイトと奨学金を前提に考えてね。
- 医学部を目指すなら、国公立を前提にしないと厳しいかな。

家計負担を考えたときの条件が具体的になれば、それが目安になって、子供自身が進路選択を具体的に考えるキッカケになると思っています。
ただ、絶対条件ではなくて、「この条件をスタートラインに考えよう」というスタンスで、僕自身は子供と話ができたらいいなと思っています。
教育費と家計のバランスを確認するためには、家計簿をつけるのも大事なことだと思っています。
僕が作ったエクセル家計簿も紹介しています。興味のある方は、是非どうぞ。

