これは、
公務員をしているときに、つくづく感じたことです。
公務員の仕事っていうと、どんなイメージですか?
法律どおりで融通がきかない
マニュアルどおりの対応
まあ、その通りっていう部分はありますね。
この記事では、
法律どおり、マニュアルどおりと思われている公務員という仕事を経験した私が、誰がやっても同じ仕事と思われる仕事をすることになったときに、考えてほしいことを、まとめています。
誰でも出来る仕事って?
上に書いたように、
公務員の仕事の中には、
法律があって、マニュアルがあって、
誰がやっても同じと思われる仕事が、あります。
「やることが決まっている仕事」
ってことです。
こういう仕事の反対は、
「やることを自分で生み出していく仕事」
かっこいい言い方をすれば、
クリエイティブな仕事、ですね。
さて、
誰でも出来る仕事って?
という話です。
すごく単純化した例えですが、
畑に大根が100本できていて、
それを、収穫して、千切りして、干して、
切り干し大根を作る。
っていう仕事があったとします。
この、切り干し大根を作るっていう仕事は、
作業方法から、出来上がりまで、
やる人によって、工夫した部分が見やすいと思うんです。
工程とか成果の比較をしやすいと思いませんか?
じゃあ、
クリエイティブな仕事っていうと、
また、大根の例で恐縮ですが、
大根1本あって、
これを使って、創作料理を創る。
この仕事は、
やる人によって、結果は、千差万別
そして、
成果の比較は、すっごく難しいと思いませんか?
何なら、評価する人によって、評価結果も大きく違うはず。
誰でも出来る仕事
と
そうでない仕事
は、
こんなイメージの違いだと思います。
例えが変だと思われたら、ごめんなさい。
でも、まあまあ、分かりやすいんじゃないかな、
と思っています。
これは、
公務員の仕事に限らず、
世の中の大半の仕事は、これで分類できるんじゃないかと思ってます。
仕事だけではなくて、家事にも当てはまると思ってます。
誰でも出来る仕事をするときは、チャンス!?
役所の中で、
誰でもできる仕事が多い部門に配属されると、
「評価されてない」って感じる人もいるんです。
でも、
誰でもできると思われている仕事をしている時こそ、
チャンスなんです。
上の例え話の、
「切り干し大根を作る」
という仕事は、
工夫や改善をしやすいんです。
それを、アピールしやすいんです。
そして、評価されやすいんです。
大根の収穫方法、洗浄方法、
千切りの道具、干す道具、
乾燥時間、干す時間帯、
使いやすいパッケージ
色々な改善ポイントがあるはずです。
「大根の創作料理を創る」
という仕事では、
工夫や改善が見えにくいと思うんです。
口当たりがいいように、細かい大根おろしにした。
歯ごたえがあるように、荒い大根おろしにした。
どっちがよい評価を得るのか。
よく分かりません・・。
なので、
誰でもできると思われている仕事をすることになったら、
それは、チャンスなんです。
誰でもできる仕事を、どこまでやるか?
だれでもできる仕事を
ほかの人と同じやり方でやっていても、
問題には、なりません。
でも、
評価もされません。
そして、
仕事が面白くありません。
どうせなら、
仕事を面白くやって、
評価もされたほうが、
楽しいと思います。
そのためには、
決められた範囲の中で、
自分ができる工夫と改善を考える。
そして、実践する。
これを、まじめにやるしかない。
って思います。
目立つために、わざと人と違った方法をするのではなく、
自分の得意なやり方で、それをしっかりやり遂げる。
かなり単純な話だと思うんですけど、
これしかないと思います。
まとめ
「そこまでしなくても、今までどおりやっとけば、いいんじゃないの」
「工夫なんかしても、給料変わんないし」
この考えでも、
公務員として生きていくことはできるんですが、
たぶん、仕事が面白いなんて感じることはない気がするんですよね。
「忙しすぎて、それどころじゃねえ」
って言われそうな気もしますが、
そんな中でも、
きっと、できることがあるんだと思います。
「きれいごと」ですかね?
確かに「きれいごと」かもしれないですが、
せっかくなら、
少しでも、面白いと感じる仕事をしたいと、思いませんか?
人それぞれ、かもしれないですが。