仕事をしていると、「面倒くさい」と感じることが、あります。
この面倒くさいという感覚は、すごく大事だと思っています。
「面倒くさい」は、大事なこと
仕事をしているときに「これ、面倒くさいなー」と言うと、「面倒がらずにちゃんとやれ」というようなことを言われることがあります。
でも、面倒だと思いながらも、真面目にやらなくちゃいけない、って、私は疑問があります。
面倒なことは、しないほうが良いと思います。
やり方が面倒であれば、省力化する方法を考えればいいと思います。
面倒だと感じるということは、無駄だと感じる作業工程があるということだと思います。
あるいは、その仕事自体を無駄だと感じているということだと思います。
面倒だと感じる感性を大事にすれば、無駄な仕事をやめることができるのではないかと思います。
私の経験のひとつ
私は、公務員をしていますが、公務員の仕事は、慎重な部分がすごく多いと感じます。
慎重なうえに慎重を重ねる。
時には、石橋を叩いて、叩いて、叩き割って、渡らない。
そんな性質があります。
私は、チェック作業は程々にして、間違えたら、やり直せばいいんじゃないか、という感覚で仕事をしてしまうことがあります。この考え方は、否定されがちです。
ある内部会議用の資料を作って、上司にチェックを受けた時の話ですが、「漢字の送り仮名はどっちが正しいか」とか、「句読点は、どこにうつべきか」とか、「主語が明確でない」とか、そんな指摘ばかり受け、はっきり言って、嫌になりました。
指摘自体は正しいことでもありますが、内部の会議に使う資料にそこまで慎重にならないといけないのか、その確認作業にどれだけの時間を費やすつもりなのか、無駄にしか感じませんでした。
まとめ
なんでもかんでも「面倒くさい」では、困ったものだと思いますが、仕事の重要度によって、慎重さを使い分ける器用さを持っておきたいと思います。