
死ぬときにいくら残ってる?──高齢者の資産データから考える、働きすぎないお金の話
「人生の最期、自分はいくら残しているんだろう?」 こんなことを考えたことはないですか。 老後資金というと「足りるかどうか」にばかり意識が向きがちですが、実際の高齢者は、平均寿命を迎える年齢になっても、かなりの資産を残しているケースが少なくありません。 その資産は、結果として相続の対象になる一方、自分のためには使えなかった──そんな現実も見えてきます。 この記事では、2024年の「高齢社会対策総合調査」から、高齢者の金融資産の実態を見ながら、「そんなに働かなくてもいいかもしれない」という人生設計のヒントを探ります。 「死ぬときにいくら残ってる?」という視点 老後資金の話となると、「不足しない...